大阪社会福祉史研究会
日時 | 2024年5月25日(土) 午後2時~午後4時半 |
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報告者 | 井ノ元はるか氏(大阪公立大学大学院) |
テーマ | 米騒動(1918年)を契機に大阪で創設された方面委員制度のもと、方面委員らは「善き 隣人」として多くの貧困者および貧困家庭の救護に努めてきた。委員らの存在とその経験 の蓄積は、救護法の制定(1929年)として結実したが、施行された同法の具体的な運用実 態や、そこで生じていた諸問題については、これまで十分に解明されてきたとは言い難い 。多様な方面活動のなかでもとりわけ救療活動に注目する本報告では、『大阪府方面委員 事業年報』に記載された事例をもとに、救護法制定後の貧困病者とその家族の生活と、彼 ・彼女らに施された救療および救護の内実を、同法制定前との連続も踏まえながら明らか にする。その際、室戸台風(1934年)の来襲を一つの画期として捉える。 ご多忙のことと存じますが、ぜひ多くの皆様にご出席いただけますと幸いです。皆さま 、お誘いあわせのうえ、ご出席のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。 |
場所 | 関西学院大学 梅田キャンパス 14階 1005教室 |
資料 | 第80回 大阪社会福祉史研究会のお知らせ |